しょうがとアーユルヴェーダ

アーユルヴェーダとはいインドで生まれた伝統療法で、5000年の歴史があります。最近では女性の間で、ダイエットや美容法としても取り入れられていますが、病気を治すものだけでなく、未然に防ぐという予防法でもあり、身体だけでなく心と精神も健康に自分自身と向き合うためのものでもあります。
インド哲学では五大元素の「空・風・火・水・地」というものがあり、宇宙はこの5つの元素が元となり地球も人間も全てのものが構成されているといわれてきました。
身体のなかでは、「地」とは骨や肉。「水」は血や水。「火」は熱エネルギー。「風」は気の流れ。「空」は身体の中の空間、胃や食道などの空間、また心もさします。
アーユルヴェーダの中に、「アグニ」という言葉があります。サンスクリット語で火という意味があります。火は熱エネルギー、食べ物の消化力ということです。
アーユルヴェーダではこの「アグニ」は重要と考えられていて、身体に消化不良が起こると、「アーマ」(毒素)となって蓄積し、体調不良や病気を引き起こす原因になるといわれています。消化力が低下してくると、胃酸が出過ぎたり、便秘や下痢を引き起こします。この「アグニ」を正常に保つのに、アーユルヴェーダでもしょうがを活用しています。
しょうがは、はちみつと一緒に摂取すると「カファ」(感情の安定、鼻炎や気管支炎など)を鎮めて、砂糖と一緒に摂取すれば「ピッタ」(消化不良・皮膚トラブル・貧血など)を鎮めて、塩と一緒に摂取すれば「ヴァータ」(食欲の低下、冷え症・肩こり腰痛など)を鎮めるといわれています。
これはほんの一例ですが、まだまだ沢山の効能があります。しょうが紅茶やチャイでもいいですし、薄くスライスしたしょうがを塩とレモン汁に浸して食前に食べることを勧めています。またインドと言えばカレーが思い浮かびますが、インドの人は風邪気味のときに、しょうががたっぷり入ったカレーをつくり食べるようです。