ことわざについて

ことわざには、あらゆるジャンルのものがありますが、自然のことも食物のこともなるほどなと思えるような先人たちの生活の知恵がつまっています。
ことわざは日本だけでなく世界各国に存在し、その国々にあった歴史と文化の言い伝えとなっています。天気・天災・災い・心理・法則・健康・・また自分自身を見つめなおすきっかけになる教えや、戒めなどもあります。時には冗談でもあったり、ことばあそびののようなものもあります。
先人たちは自然と共に共存しながら、多くのことを観察し、学び、調和をたもちながら、こういったことわざをつくってきました。ことわざを知り、日々の生活で使うことは、判断の基準になったり、根拠となったり、物事の解決に役立てることができます。また先人たちの生き方をかいま見ることもできます。現代の世の中は機械化が進み便利になりましたが、そうして自然のものと対話をする余裕と、自然から教えられることも大切にしていきたいものです。
「朝生姜夕山椒」これは字の通り、朝にしょうがを食べ、夕方には山椒を食べると健康によい。ということです。山椒にもしょうがと同様抗菌作用、発汗作用や、神経痛、食欲不振の改善などの効果がある食材です。万病薬として昔から用いられていたのにはちゃんと理由があるのです。
「生姜は古いのが辛い」      しょうがは生のものより時間をおいたしょうがのほうが辛みが強いことから、若者より経験豊かな老人のほうが知識や味わいが深いということをさしています。
「大根の皮とらぬ阿呆生姜の皮とる阿呆」大根は皮をとらなければ味がしみ込まないし、しょうがは皮の部分に栄養が集まっていることから、捨ててはいけないこと。無駄なことをして、その場に適した行動がとれない人のことをさします。
このように食材を生活になぞらえてできたことわざはたくさんあります。身近な食材から生活の知恵などを学ぶのもなかなか興味深くおもしろいものです。